総選挙①

衆議院総選挙まであと1週間ですね。テレビを見るたびに「政治家って選挙に受かることが仕事なんだな」と思います。

そんな「置き去りにされた感」があるのは、小選挙区制度によるゼロサムゲームによって、大事だな…と考えられることが、あんまり語られていないか、語られていても大きな顔と大きな声の「改革」という言葉に押しやられているからだと思います。

■お金の出し入れ
「小さい政府」や「改革」が一見もっともらしく聞こえるのは、国の借金が1000兆円以上あるからです。

財政赤字
http://ueno.cool.ne.jp/gakuten/network/fin.html

でも、会社だったら、売り上げ以上に経費は出さないですよね。売り上げが1000万しかないのに、人件費で2千万円使ってたら、それはつぶれますよね。まずは、「入ってくるお金の範囲で、経費を使う」ってしてもらえませんかね。民主党は、公務員給与の2割削減をはじめ年間10兆円の歳出削減をするって言ってますけど、歳入の枠内で国の仕事に携わる人のギャラを決めたらいいのにって思います。

■税金
今年6月、政府税調(小泉首相の諮問機関)が、所得税の各種控除の見直しを打ち出しました。将来的な課題だ、とおっしゃっていますけど、この控除の見直しすなわち廃止は実質的な増税になります。これは、全てのお給料をもらう人に関わる問題です。

控除を外された場合の試算が載っています。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/47/naruhodo213.htm

これは、正社員だけの問題ではなく、アルバイトやフリーターの人たちにも関わる問題です。収入によって税率や給与所得控除の額が変わるので、幾ら税金が上がるか…というのは難しいのですが、今現在、収入の低い人でも103万円までは給与所得控除と基礎控除があるので、その分には税金がかかっていません。でももし控除を廃止されたら?この見直しを打ち出しているのは、政府税調なんですよね。

■自殺者の増加
平成10年で年間自殺者は3万人を突破し、多少の増減はありますが、年間3万人以上もの人が自らの命を経っています。

職業別の自殺者数
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2740-2.html
もっとも多いのは、失業者と高齢退職者を含む「無職者」(47.4%)であり、「被雇用者」(24.6%)、「自営者」(12.2%)がこれに続いている。

これは「人生いろいろ」で済まされる問題ではないのでは?と思います。

なんか、書いてるうちに疲れてきたので、続きはまた明日。