下院選結果

Okumura's Blogさんにて、ロシア下院選投票結果のグラフが紹介されていました。

Okumura's Blog
ロシア総選挙の不正を示唆するグラフ
http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/blog/node/1864
横軸は投票率,縦軸は得票率,赤がプーチンの与党「統一ロシア」。投票率100%に近い地区ほどプーチン与党に投じた率が100%に近い。

プーチン率いる「統一ロシア」の得票率が100%に近い地域はどこか興味があったので、少し調べてみました。グラフはhttp://krotty.livejournal.com/36604.htmlよりいただきました^^;

このグラフのソースデータは、こちら。

Russian Elections 2007
http://www.swivel.com/data_sets/spreadsheet/1010698

上記の表、右から3つめのEPが統一ロシアの得票率です。得票率順に並べます。
第1位 99.4% Чеченская Республика(チェチェン共和国)*
第2位 98.7% Республика Ингушетия(イングーシ共和国)*
第3位 96.1% Кабардино-Балкарская Республика(カバルダ・バルカル共和国)*
第4位 93.4% Республика Мордовия(モルドヴィア共和国)
第5位 92.9% Карачаево-Черкесская Республика(カラチャイ・チェルケス共和国)*
第6位 89.5% Республика Дагестан - Махачкалинская(ダゲスタン共和国首都マハチカラ)*
第7位 89.4% Республика Башкортостан - Бирская(バシコルトスタン共和国
第8位 89.2% Республика Тыва(千葉県じゃなくてトィヴァ/トワ共和国)
第9位 88.9% Республика Дагестан - Дербентская(ダゲスタン共和国デルベント?)*
第10位 85.2% Республика Башкортостан - Стерлитамакская(バシコルトスタン共和国ステルリタマク)

ついでに80%台はあと2地域なので書いておくと。
第11位 85.1% Республика Татарстан (Татарстан) - Московская(タタールスタン共和国モスクワ?)
第12位 81.7% Республика Татарстан (Татарстан) - Нефтяная(タタールスタン共和国ネフトヤナ?)

という結果になりました。あー、地名を確認するのがとても疲れました。でも書き出してみると、やっぱりな、というか。なるほど、というか。
*をつけた共和国・地域が北カフカス北東部で、グルジアアゼルバイジャンと国境を接しています。タタールスタンはチェチェンと並んでソ連崩壊時に独立を主張してました。バシコルトスタンはタタールスタンの隣国。トワ共和国は、モンゴルの近く。モルドヴィアはあのモルダヴィア?と思ったんですが、ちょっと違うみたい。
いずれも「訳アリ」の共和国です。おおざっぱに書くと、不正が行われたかどうかは多分わからないでしょう。地方政府が、反対派の選挙人登録を認めず投票率→得票率になったかもしれないなぁ、なんて。

とりあえず、個人的にはチェチェンラムザン・カディーロフにはこんなこと↓言われたくないなぁ。ってアタシは何者(笑)佐々木正明さんのブログより。

Cool Cool Japan !!!
プーチン⇒メドベージェフへの権力禅譲ドラマを「24」風に振り返ります①
http://sasakima.iza.ne.jp/blog/entry/419792/
【12月10日15:55】
 プーチン大統領の庇護の元で、チェチェン共和国の大統領に就任したカディーロフ氏。プーチン氏がいなければ、たちまち共和国内での権力基盤がくずれ、利権が失われる。そのため、もっともプーチン大統領に忠実な言動をとる。さっそく、メドベージェフ氏を賛辞し、国民が支持するよう訴えた。


「私はメドベージェフ氏が国民の大多数から支持をうけることに確信をもっている。そして、ロシアの改革のプロセスをこのまま続けることができるだろうし、国際舞台でも存分にロシアをアピールするだろう統一ロシアをはじめ4党がメドベージェフ氏を次期大統領候補に選んだことは賢明な政治選択だ。私たちにとっては、自分たちのチームの一員のを1人1人の能力を知っている。メドベージェフ氏を大統領として支持することが重要となる。メドベージェフ氏は、必ず期間中に約束を遂行する指導者だ。チェチェン共和国社会保障分野と経済分野の再興に関する様々な問題において、私が納得して解決策を見いだしたことはないが、メドベージェフ氏は、決して、これらの問題について忘れることなく、ちゃんと遂行できるよう気をくばってくれた。彼は経済問題においてもチェチェンを救ってくれた」

太字にしたのはワタクシです^^

いやーしかし。つかれました。なんとゆうか、グラフ上の単なるドットっていうのがイヤだったのです。どこかでリスト化されてたらちょっと泣きます。