卑下する

ネットの掲示板などで、他人を「卑下する」と使っているのをよく見かけるのですが、「他人を見下す」という意味で使うのは誤用では?

卑下はあくまで「自分のことを低くみる」「卑屈になる」ことだと思います。

それにしても、なぜネットではよく「卑下する」という言葉を見かけるのでしょうか。日常、そんなに使う機会があるとは思えないのですが。

 

 

今年行きたい展覧会

行けるかどうかは別として、とりあえず行きたい展覧会をリストアップしますよ。期せずして戦国・江戸・明治~現代の「時の人」が勢ぞろいしましたよ。

 

重要文化財指定記念「信長からの手紙」 ~細川コレクションの信長文書59通、一挙公開!~

平成27年1/6(火)~3/15(日)

永青文庫

最後の室町将軍・足利義昭を擁していたけど、結局信長についた細川藤孝・忠興親子に出した手紙をまとめて見られます。でも資料系の展示は判読するのがむずかしいのよね。ギャラリートークは第二土曜日。

続きを読む

チューリッヒ美術館展

印象派からシュルレアリスムまで」19世紀から20世紀中ごろのヨーロッパ美術が概観できる展覧会。チューリッヒ美術館は1910年に設立されたんだけども、その前身は1787年、地元の芸術を育てることを目的に愛好会として立ち上がったそう。

今回の展覧会では、スイス人画家の代表的な作品がまとまって見られるのも魅力の1つ。私はホドラーの作品に一瞬息をのみました。とくに「日没のレマン湖」。水平の線が段々と重なって、ピンク色の夕空が遠くに続くような感じでしたよ。

魂を抜かれたといえば、シャガールの「ヴィテプスクの上で」。町の上におっさんが浮かんでる絵です。雪の道に、背後の建物の影が落ちているようで、思わず後ろをふり仰いでしまいました。なんでしょうね、なんか後ろにいたような。

あと、アウグスト・ジャコメッティ(有名な彫刻家ジャコメッティの親戚)の「色彩のファンタジー」。庭に花が咲き乱れているのを上から見てるようでした。幸せな気分。

全体的に夕暮れ、深い森など静かなトーンを感じました。思ったより混んでなくて、というより、それだけ天井が高くて広い展示会場、さすが国立新美術館様です。

ルビコン

『内乱記』は『ガリア戦記』とちがい、全編を流れる主調音は、敵に対するカエサルの軽蔑である。憎悪も怨念も復讐心も、自分は相手よりは優れていると思えば超越できる。憎悪や怨念や復讐欲は、軽蔑に席をゆずる。このカエサルが、唯一軽蔑したいと思いながらもできなかった相手が、ラビエヌスではなかったか。
塩野七生著『ローマ人の物語10 ユリウス・カエサル ルビコン以前・下』新潮文庫

続きを読む

マレンコフ

昨日は、急いでいたので書き飛ばしましたが、方々で言われているソ連・ロシア指導者の「ツル−フサ」の系譜。つまり、ロシア革命以降、ソ連の指導者とロシア連邦の指導者の頭部がツル(薄い)の後はフサ(濃い)と交代している、ということなのですが、さて。

続きを読む

プルート・ナッシュ

金曜27時からの映画枠をなぜか見てしまう今日この頃。字幕で放映してくれるので、好きなんです。
さて昨晩はエディ・マーフィ主演の「プルート・ナッシュ」でした。95分で軽〜く楽しめるSFコメディー。以下簡単なあらすじとメモ。

続きを読む