ジャンヌ・ダルク

リュックベッソンは好きな監督でした。えと、「グラン・ブルー」が、だったんですけどね。今日は久しぶりに早く帰れたので、テレビで「ジャンヌ・ダルク」を見たんですが…見てしまったと言い換えた方がいいかもしれない。いや…みるのをやめればよかった…
ワタシはね、史実がどうだとか言うほど中世ヨーロッパに詳しく無いのでいいませんが…1999年にジャンヌ・ダルクを映画にすることで、監督は何がいいたかったのでしょう。なんというか、これをどう見たら良いのか全然わからなくって、混乱してしまいました。マルコビッチが出ててもなんかもったいなかったです。ダスティンホフマンも期待したんですが…つまり、ほんとに何を描きたかったのか、全然わからなかったんです。終わった後も「で?」って呆然としてしまいました。。
印象でいえば、1時間ものの時代劇の単純な構成を3時間?(テレビでは編集したらしく2時間ちょっとでしたが)に引き延ばしたような…人物が妙に平板で、教会のことも、政治のことも、時代に生きる個人のこともごった煮るにして、「大義は恣意によってゆがめられる」というありきたりな、現代人むけな、我田引水だけが印象に残りました。ああ…どうしてこんな不毛な混乱をここに書いてしまったんだろう。失礼しました(泣)