イラン戦

1-2で負けました。悪く無い試合でした。それどころか、もっと見ていたい、と久しぶりに思った試合でした。中田英、中村、小野が3つの基点をそれぞれつくった攻撃は、ほんと面白かった。

おしむらくは、FWの高原・玉田のところにボールがきちんとおさまらなかったこと。相手のディフェンスがきつくて、ロングボールで前線に入れられてもきついのはわかっているのに。せっかくサイドからあがってクロスを入れても、相手にボールをとられ、前半はコーナーキックもなかなかうばえなかった。やはり、2トップで高原を相棒に玉田では厳しいのではないですかね…

試合が終わってからお風呂に入り、つらつらと考え、今日の敗因は選手の交代のタイミングにあったのではないかと思いました。
玉田がボールをぽろぽろミスって、もう我慢ができない…と思ったところで、柳沢投入。(後半17分)
小野が累積イエローを2枚もらい、相手に追加点をいれられたところで、小笠原の投入。(後半34分)
高原の足の調子が悪く、パフォーマンスのせいもあって大黒を投入。(後半37分)

ワタシは鹿島ファン(サポまでではない・笑)で、柳沢敦ファン(笑)です。正直、柳沢の出来があそこまで良いとは思わなかったのですが、あれだけボールに向かいゴールに向かってゆけるのであれば、後半開始の時点で出してあげた方が良かったと思います。
もともと柳沢は、相手ディフェンスをかき回すのがうまくポストプレーも上手な、バレーボールでいえばセッターのような(笑)FWで、今回のようにディフェンシブで攻守の切り替えが早い相手とやるときにはうってつけだと思うのです。(しかし、2点目をとられたときに、最初に前線でミスしたのは柳沢だった)

そして鹿島ファンのワタシが言うのもなんですが、小笠原の投入はパフォーマンスダウンでした。引いた中田英とかぶってしまって、自分のポジショニングにとまどい精神的にも集中できない様子がありありでした。彼自身のブレークスルーポイントは、海外移籍でも代表スタメンでもなく、彼自身のふんぎりにあるように思います。短い時間しか残っていない、ヒデとかぶってボールが出てこない、そのとき自分は何をすべきか…あー、サッカーって難しくておもしろいですね。

高原については、柳沢と組んだ方が彼自身が生きると思います。そんな意味でも、できるだけ柳沢を早く投入するべきだったであろう…と。けど、高原は90分持たせないとダメです。恵まれた体格をしているのになぁ…

今回の失点すらも、ワタシはFWと中盤の連係、2人のFWの連係がうまくいかなかったからだと思います。(ディフェンシブFW鈴木隆之の不在の存在がクローズアップされていますが、ボールさばき下手だしなぁ…)
日本はエメルソンが代表にでも入らない限り(笑)ポストプレーができ裏もとれる、小わざが得意なFWが必要なのです。ヘナギと言われようと、「あいつはいつシュートを打つんだ」と言われたヤナスルーが得意であろうと、ディフェンダ−をひきつけカギをこじあけることの出来る柳沢は必要な選手なのです。そんなわけで、ぜひ、バーレーン戦では柳沢を後半開始くらいから使ってあげてください(スタメンと言わない所がミソ)。

ほかにもいろいろありますが…まぁ、アウェーでイランで予選2位までに入ればいい、ということを考えれば、久しぶりに柳沢敦を代表で見られたので良かったとしましょう。
てゆーか、柳沢、髪、切れ。