写真はグルジアトビリシの郊外で撮った女の子です。グルジアの人たちの顔は彫りが深く、眉がはっきりして、まなざしの深さが印象的でした。民族は違うのですが、『チェチェンで何が起こっているのか』に掲載された人々の写真と、ワタシが現地で受けた印象が似通っていたので、アップしてみます。当時一眼レフを持っていなかったのですが、ぐうっとレンズに近寄ってきた子でした。マニキュアがきれいに施された指が印象的でした。
では、チェチェンの人々はどんな容姿をしているのでしょう。テロリスト、マフィア、人さらい…という言葉からどんな人々をイメージしますか?『チェチェンで何が起こっているのか』の本には、「人々は雪のような肌をしている」という記述がありました。本には人々の日常の写真も掲載されていて、どの人も端麗な活き活きとした姿を残しています。とてもフォトジェニックな人たちだな…と思いました。1800年代、ロシアの文豪トルストイコーカサスを旅し著したものに、「こんなに美しい人たちがいる」といった驚きが記されているそうです。もっと様々なエピソードが『チェチェンで〜』には書かれています。また民族については、このサイトが詳しいのでご覧ください。http://chechennews.org/basic/whochechen.htm#intro


人口統計では1989年の段階で約95万人。1994年〜96年の第一次チェチェン戦争で死亡した人は8万から10万人と言われています。94年の第一次チェチェン戦争の直前、ロシア安全保障会議のロボフ書記が「われわれには勝利をもたらす小さな戦争が必要だ」と発言、エリツェン政権の延命を目論んだとも言われています。99年から始まった第二次チェチェン戦争での犠牲者は、推計ですら出すことができない状況にあるそうです。

9月9日のニュース:露学校占拠犯人側「やめさせて」と電話 突入直後に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040909-00000042-mai-int

ああ…こんなニュースも…カフカスコーカサス)地方がまたもや火種になりそうな予感です(9月10日追記)

露の国際テロ拠点先制攻撃 グルジアに照準
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040910-00000012-san-int