一軒家?

人の話をきいてうなだれ、ネットの物件情報をみては「あーもうどこも同じだったら、今のところでいいぢゃん」と後ろ向きな状態で猶予の一ヵ月が過ぎようとしていました。

退去を告げなければならない日まで、あと5日、というそのとき。

ネットでみた物件に「!」と何かがひらめきました。

自分の住んでる町に、2DKの一軒家の賃貸が3件出ています。2階建てが2件、平家が1件。賃貸料はそれぞれ、現賃料のマイナス0.5万、同じ、プラス1万です。

一軒家かっ。

そうか、一軒家という手があったかもしれない。

啓示のようでした(笑)

物件ごとに別の不動産屋さんでしたので、さっそくそれぞれに内見希望のメールを出しました。これでダメだったら引っ越しせずに更新しよう、と思いました。

メールを出してから条件をじっくり見たのですが、安いのには相応の理由がありました。

物件A:2階建て、現賃料のマイナス0.5万
駅徒歩7分。築40年以上。2DKとありますが、間取りをよくみると1階はひと部屋のDKで、上は6畳。外観写真がより過ぎてて、周囲の環境がよくわかりません。

物件B:平家、現賃料と同じ。
駅徒歩15分。築30年。2DK。外観写真がなく、間取り図だけです。
都市ガス、下水完備。エアコンなし。

物件C:2階建て、現賃料にプラス1万。
駅徒歩20分。築40年。数年前に大規模修繕済み。
2DK。外観写真、間取り、内部写真を掲載。
プロパンガス、浄化槽、エアコンなし。

返信の文面がしっかりしていた順はC→B→Aでした。その順番でとりあえず内見をさせていただくことに」。といっても、この段階で残り3日となっていました。
Cは平日の遅くでも連れていってくださるというので、早速内見。

夜、暗くて雨の中、到着。外観はよく見えないのですが、周囲は公道に面しておらず、引っ越しが大変そう。でも、とても静かです。

ひと部屋しか照明がついていないため、他の部屋は暗くてよく見えません。でも、なんとなく、「ここいいかも」な感じが漂っていました。

不動産屋さんと見ながら、壁の色は変えられるか、とか、この網戸は直してもらえるか、とか1階の畳の部屋はフローリングにした方がいいか、など要望を伝えつつ、
翌々日の昼間にもう一度見せていただくことに。

翌日は物件Bの内見をさせていただく予定でした。当日確認の電話を入れると。
「あー、あれさっき決まっちゃったみたいです、すみませんね」と。
ワタシも実はBが一番いいかも、と思っていたので、かなり残念でした。

でも、Cの担当の人が非常にしっかりとした方で、ワタシの細かい質問を丁寧に聞いてくださって、翌々日の昼間にいったときには大家さんからの回答をきちんともらってくれてました。

その時点で、ここだ、ここだ、もう決めようよ、こんな感じでいいんじゃないの、ねえねえ…

と小さなponちゃんたちがささやき、騒ぎ、暴れはじめました。

さてどうすべきか。