救いの神

住居における音の問題で一番つらいのはメンタル部分だと思うんですよね。木造アパートなんだから音が響くのは当たり前で、で、問題は寝入りばなにドーンとやられたり、振動で起こされたりというような。1度気になり始めると「また次はどんなことが…」というのも不安材料ですし。

という悩みを共有できる人がいるとラクですね、というのが今回のエントリの主旨。

■ぐちぐち
その救いの神、とは元アパートの隣人で現ご近所さんのヒヨコちゃん。ヒヨコちゃんに今回の一件を話しました。ヒヨコちゃんも同じアパート時代、階下の男子が彼女を連れ込み遅くまで騒がれて眠れぬ夜を過ごしたことがあります。そのとき、ワタシも親身になって相談に乗り、騒ぐ時間にお隣にお邪魔して、騒ぎ具合をチェックしたりしたつもりなんですが…。「ponねえさんは、ワタシのときは、ふーんって他人事だったよ」とウラミ節炸裂…☆いやすみません、親身になってたつもりなんですが^^;

そんなヒヨコちゃんですが、とりあえず近所の小洒落た洋食屋さんでランチにつきあってくれました。もちろんビールを飲みながら(笑)
「まずさ、一階の男は夜中に怒鳴り込むなんてありえないよね」「管理会社もありえないよね」「ってことは、戦うか引っ越すかだよね」と論点を整理。
ヒヨコちゃんは力説します。「あんな部屋で男女2人が暮らそうっていうのが間違ってるのよ」「だからすぐ出ると思うよ」いえ、それには根拠がありませんよ〜。

「じゃあ、引っ越すの?この町から出て行くっていうの?アタシを置いて?」とヒヨコちゃん詰め寄ります。「ってことは、ねえさんがこの町で住み良い部屋を探して、面倒くさがりなねえさんの引越しの手伝いをアタシたちがすればいいってことだよね」とヒヨコちゃんは結論を出した模様です。

■物件さがし
1人より、2人で見た方が何かと心強いです。

さてヒヨコちゃん。
「アタシもずっと不動産屋で次の部屋さがしてるんですよ、紹介しますよ」と地元の不動産屋さんに連れていってくれました。ざっと張り紙を見たのですが、そこには単身者向けの物件がほとんどありません。話をきくと、「この時期は難しいですね〜」とのこと。仕方がないので、ヒヨコちゃんが彼氏と住もうとしているファミリー向けの部屋を見てきました(笑)

そして次の不動産屋。間取りだけは随分ネットでチェックしてきたので、提案された物件の5件のうち4件は却下と相成りました。やはり1ルームは狭いです。

1つだけ。10畳の洋間に3畳のロフトがついたお部屋を拝見。2階建てアパートなのですが、建物の入り口がオートロックで1階と2階が振り分けられているため、1階の住人が直接怒鳴り込むということはありません(笑)部屋に入ると、ロフト!天窓!対面式キッチン!お風呂とトイレが別で、洗面台はドレッサーになっています。

不動産屋さん、得意げです。ここは一流企業が社宅として使っているのですよ〜ヘンな住人も居ませんよ。窓から見下ろすと、洋風な庭園が。不動産屋の直接管理らしいです。

お値段はそのとき住んでたアパートの1.4万円プラス。駅から徒歩4分。考えようによってはいいかもしれません。

ヒヨコちゃんも「えーここはいいですね、なんかキャリアウーマンのお部屋みたいですヨ」とはしゃいでいます。ワタシもニコニコしながら、不動産屋さんに愛想よくふるまいました。では早々にお返事しますね〜☆と辞去したのち。

「ねえさん、ダメだったでしょう。ああゆうのキライそう。さぁダメな理由を言ってみよう!」

・あのおしゃれなキッチンには、うちの中途半端にでかい冷蔵庫は置けない。
・あのおしゃれなロフトには、うちの鬼のようにある本は置けない。
・あのおしゃれなフローリングでは、うちのせんべい布団では寝れない。
「よって本物件は却下」

「窓からさぁ、すっごく古いツタの絡まったアパートがあったでしょう。窓の雰囲気がよかったよね。古くても味のあるところがいいわ」とワタシはのたまい、物件探しは振り出しに戻ったのです。
(つづく、かも)