マースレニッツァ

マースレニッツァМасленицаの続き。昨晩も早めに帰って、辞書を引き引き訳してたんですけど、2時間で10行くらいしか進みませんでした。

ところで、マースレニッツァМасленицаとは何ぞや。辞書で引くと、「太齋の前の週の祭り、カーニバル」とあります。どうやらロシアの宗教に関連した行事で、そのときにブリヌイ(複数形・単数だとブリン、ロシアのクレープのような食べ物)を食すらしいのです。が、イマイチ、イメージがわきません。

結局のところ、知らない事柄についていくら辞書を引いてもよくわからない、ということがわかったので(笑)仕事の合間、ボスの目をかすめてネットサーフしてみました。

ユーラシアビュウ 元気なロシアの今を伝える月刊誌
http://rus.jp/ev/article.asp?artID=44
マースレニツァとは、長い冬が終わり、春の訪れを祝うロシアの伝統的な祭り。昔は7日間、鈴やアコーディオンの音が響き、派手な衣装が目をひいた。人々は長い冬に別れを告げ、待ちこがれた春を祝った。この数年で祭りが復活し、盛大に祝われる。

(中略)
町の中には雪の要塞が出来ており、二手に分かれて要塞の陣取り合戦に参加したりする。本当に殴り合いになったりすることもあるので、たいていの人は防護服を着てでかける。おでこや口、鼻を殴られ、あざや打ち身が出来ても、参加者は気晴らしをして楽しむ。陣取り合戦の後、ウォッカを飲み、ブリヌィを食べると、いよいよ祭りの終わりとなり、集まった人々はマースレニツァのかかし(冬の象徴)の回りに集まり、かかしを燃やして冬と別れを告げ、早い春の訪れを願う。このマースレニツァはロシア正教以前の時代から伝わっている祭り。

記事の最初に、「異教の」「冬を追放する」「殴り合い」「義兄弟の契りを結ぶ」「〜を燃やすいささか不気味な儀式」など、「祝日」の話なのに妙にサツバツとしたフレーズが並ぶので「?」マークが頭の中をぐるぐる回ってたのですが、そういうことだったのですね。いやー、知らないとわからないですわ。

もう1つ、こちらは写真が豊富でイメージしやすいサイトをご紹介します。(ロシアの歴史についても造詣が深く、ちょうオススメ。素晴らしいです。)

洞窟修道院 ヴァルラームの僧房(ロシアの歴史)さまより
*↑タイトルにリンクを貼らせていただいてます。
ロシア歴史紀行アルバム5-1 マースレニツァ
http://www.toride.com/~roshiashi/album5.1.html
森へ入り、ひたすら会場を目指す。ご覧の通り雪が深く、難行軍を強いられた。たっぷり40分は歩いたと思う。

写真も良いのですが、キャプションを読むと、お祭りの様子がよく伝わります。「他にも道化めいた扮装が多いことから案じると、伝統的な旅芸人の様子を再現したものかもしれない」とのことですが、何となく不思議でロシアっぽくガヤガヤとしていて、うーむ、とても素敵です。行ってみたいなぁ。