李香蘭

李香蘭 / 蘇州夜曲 (SP盤復刻による懐かしのメロディー)
ちょうど満州関係の本を読んでいる間に、テレビドラマで「李香蘭」をやってまして。なんとゆう偶然でしょうと嬉しげに見てたのでした。2夜連続で、満映の話のところ、ちょうど最初の1時間を見逃したのが残念です。当時の資料映像を懐かしく見て(年はいくつだ・笑)、主人公役の上戸彩ちゃんのがんばりを見て(歌は本人が歌ったのかなぁ)、夜来香とか蘇州夜曲などを懐かしみ(年はいくつだ・笑)、口ずさんでいたのでありました。

そんなわけで、李香蘭 / 蘇州夜曲 (SP盤復刻による懐かしのメロディー)をネットで購入し、昨晩から聞いてます。sp盤の復刻です。18曲中、中国語で歌っているのが3曲、部分的に中国語なのが1曲。私は中国語は全くわからないのですが、歌詞カードを追いながら、フワフワンと聞こえる歌声にふにゃふにゃになっています。この人の歌声は、日本語よりも、やはり中国語の方が魅力があると思いました。中国語の歌ってきれいだなぁ、この歌詞にカタカナがふってあるといいのになぁ、と思いました。

李香蘭は、中国の養父がつけた名で芸名としても使いました。本名は山口淑子で、日本人です。ドラマの中でも中国人として歌を歌ったこと、敗戦後、日本人と証明しないと処刑されることが描かれていました。

ドラマとしては、あの時代に咲いたきれいな花、というイメージがよく出ていたと思います。個人的には、主人公の親友、ロシア人のリュバとの交流に興味を持ちました。出会ったときは「白系ロシア人」、敗戦後再会したときに「実はボリシェビキだったの…」そしてソ連崩壊後の再会で、お兄さんが731部隊に殺されていた、という話は別の話として大変興味深かったです。(って当然ながら脇なので、詳しくはやらなかったのですが)

満州については、歴史的にも政治的にもきちんと本を読んで書きたいと思います。(いつになるかね・笑)
今読んでいるのは、馬賊で見る「満洲」―張作霖のあゆんだ道キメラ―満洲国の肖像 (中公新書)石原莞爾 (中公文庫)です。併読は苦手なのに、なぜ。

満州を遠望すること。それは私のルーツだからです。