お手紙

今日、フランスから手紙がとどきました。英文で書かれた手紙と、つたないながらも筆圧高く日本語で書かれた履歴書、そして大学からの推薦状。手紙には、インターンシッププログラムに応募したい旨が書かれていました。へえ、インターンシップねえ、しかも外国の学生さんからねぇ、仕事に関連する知識とスキルは完璧…みたいで、英語は流暢、日本語はミドルクラス…すごいじゃないですか、シャチョー。

と、奥にいる社長にむかって叫んだものの。よーく文面を読んでみると、それはあきらかに同名他社に宛てたものであり。悲しいくらい弊社を誤解したものでした。というかそもそも、うちの会社はインターンシップ受け入れの余裕などありませんし、募集も登録もしておりません。

とはいえ、インターンシップを通じて日本のビジネスを学びたい、将来日本で働くベースを作れれば良いと思う…と夢にあふれた手紙を、捨ておくのもしのびなく。仕事的には差し迫っていたんですが、くり返しその手紙を読んでしまいました。

この人は、どんな気持ちでこの手紙を送ったのだろう。レターヘッドには、うちの会社のロゴ(先輩が適当に手描きでつくったもの)が貼りこんであり、おそらく、HPとか見たんだろうな、とか色々考えてしまいました。

まぁ何通も色んなところに出しているのだろう…とは思うのですが、もしかしたらすごくドキドキしながら異国からの返事を待ってるかもしれないなぁ…と思って。ええ、書きましたよ、返事を。とってもビジネスライクなものを。でも、個人的には彼を手伝ってあげたい、と思ったのも確かで。だって、日本語を勉強して日本で働きたいなんて健気ではないですか。と、思うのも、ロシア語を勉強してうんうん唸っているからかもしれません(笑)

希望がうまく通るといいね、という気持ちだけ差し上げます。しかし、会社を間違えるのはどうかと思ったりもする(笑)