風は秋色。

うーん。身動きがとれません。

時間はあるんです。あるんですけど、身動きがとれません。この「身動きとれない感」は一体なんなんだろう…と。ぼんやり考えていたら風は秋色。これからあっという間に秋本番で、あっという間に冬になるんですね。そういえば、独り暮らしを始めた当初、気がついたら冬で、職場にコートを送ってもらったことがあります。ダンボール箱に、野菜や果物が一緒に入っていて、「たまには帰っていらっしゃい」と。そんな母の思いやりに、(あ、生ものだ…)と職場の人たちに配ってしまった罰当たりな娘でした。

そういえば、ジーンズのお尻に穴があくのもこの時期でした。

ワタシの仕事は、夏の終わりから秋にかけて猛然とダッシュが始まり、秋には脳みそがぱんぱんになり、だいたい秋から春にかけての記憶がなくなり、抜け殻になって春を迎えます。ほっと息をついていると、修正やら片付けやら新しい企画やら…。その合間に軽い仕事を何本か仕上げ(無いときは失業を憂い)、また夏がくる。こうして1年が過ぎてゆくのです。

別に「忙しい自慢」をしたいわけではないんです。おそらく、ワタシ程度のタスクだったら、他の人だったらもっと早くこなせるのかもしれないなぁと。基本的に他律的な人間ですので、納期とか締め切りとかないと、仕事として納まりません。もっとも、ヘンな所にこだわったり、「自分でやった方が早い」って引き受けすぎなのかもしれませんが。

頭の中では、だいたい出来上がってるんですケドね。今年の仕事は早い段階からイメージを持てていたので、楽かなぁ…と思ったのが甘かった。泣きそうです。

そろそろ1つ年を重ねるんだなぁ…いいのか、こんなんで。ああ、カラダが痛い。