暗記

昔、理数系の人に聞かれました。「車があります。あなたはどこから洗いはじめますか?」ワタシは答えました。「目についたところから」彼は笑って、「普通、車の上の部分から洗いはじめるよね」と言いました。彼によるとワタシはまったく理数系に向いていないらしいです。以下は、そんなワタシが熱中している語学の勉強方法です。

ワタシは今年の4月から週に2回、会話初級と文法初級のクラスをとっています。少し本気になっているからです。といっても土曜日の授業で関係代名詞katopыの格変化の確認が抜き打ちであって、ボロボロでした。
メモ:形容詞の硬変化と同じ/男性名詞と中性名詞が同じ/女性名詞は対格だけ-уюであとは-ой/複数形は覚えるしかない

変化表を機械的に覚えるのは非常に苦手です。でも、今、ワタシが取り組んでいる勉強方法はまさに暗記です。といっても単語帳をめくったりするのではなく、1週間に1話、あるテキストの短いお話を暗記して、先生にその暗誦をチェックしてもらうのです。お話の中には、その課の文法事項が取り込まれ、かつ、既出単語をくり返し使っていて、ストーリーの中で覚えていくので、なんとなくイメージをつけやすいのです。

先週1週間、トライしていたのが、自分の家の中に本格的な図書室を持っているおじいさんのお話。ワシーリ・ニコラエビッチは年金生活者ですが退屈などしていません。あることに熱中しているからです。彼は、文学作品と芸術に関する本を集めています。彼の家は、近所で有名です。なぜなら皆が本を借りにくるからです。とくに多いのは子供たちです。ワシーリ・ニコラエビッチは、自分の本を貸すだけでなく、その人にとってどんな本を読んだらいいか、アドバイスをしているのです…というお話。

ワタシにとっては、理想の老後だ^^;

と思いながら、通勤電車の中でテキストをみながらぶつぶつ暗記します。これは口を動かさないと意味がありません。端から見ると、絶対へんな人です。以前、友人と待ち合わせをしているときに、虚空を睨みながら駅前でぶつぶつ暗記していたら、ビラ配りや手相見の人とかが、誰一人近寄りませんでした^^;

社内でも、また何か変なことを始めた…と白い目で見られています(笑)どうせ、1週間たったら忘れちゃうんでしょ、人間は年とともに忘れるように出来ているのに、アンタのしていることは人間の生理に反しているよ…と失礼なことを言いやがります(笑)

でも、ワタシは先生がおっしゃった「これを続けると、しゃべることが絶対に怖くなくなるから」を信じています。今のところ、興味深かったところとか、印象が強かったところは、センテンスとして頭の中に残っているようです^^Он не только даёт свои книги, но и советует, кому что читать.