総選挙②

明日は選挙ですね。これまでワタシは、「構造的な」格差を生み出す「仕組み」について考えようとしてきました。基本的に中間層が厚い方が、社会的な安全や経済的にも(自分たちの商売にとっても^^;)良いんじゃないかなぁと思ってます。

そもそも、人はそれぞれの立場で生きていて、利害が一致するなんてことはありえないんだと思います(国として利害が「限りなく」一致するのは、他国と戦争することかもしれませんね)。さまざまな利害を調整するのが政治というお仕事であって、「絶対善」というのはありえないのでは、と思います。

そんな訳で、多党制でかつ野党のチェック機能が働く議会制度がわりとマシかなと思うんですけど。

しかし、小選挙区制度で、その選挙区から選出する人が1人になってから、得票数が2位になった人の投票は、民意として反映されなくなりました。ということで比例区制度も残っているわけですが、社民・共産といった政党が縮小するのも制度的にやむをえないんだと思います。

建前的には、異なる民意を反映させるために2院制をとって参議院というものがあった訳ですが、もはや全く「いらない」とコイズミ首相は衆院を解散させた訳で(ワタシはまだ、参院で法案が否決されたから衆院を解散する、というのは納得がいきません。だったら参院なくせば、って思います)。逆説的に、コイズミ自民が過半数をとって、無修正法案を参院に出して否決されるのが見たいと思ってます。が、解散後の刺客騒ぎは、参院へ向けての恫喝だった思いますので、参院でもう一度否決されるというのはまずないでしょう。そして、コイズミは、「国民の信を得た」なんていって、爆走するんでしょうね。はぁぁ。

解散時には、コイズミが勝つ要素なんてないんじゃないか、と思っていましたが、自公過半数くさいですね。これまでの選挙では、事前に勝利予想が出たらその反動で得票率が下がっていましたが、今回は勝利予想が出たほうに乗っかる「祭り」状態になるのかなぁ…とも思います。どっちだかわかんないですけど^^;

で、ワタシの投票行動は…ナイショです。不信任票があったら、投じたいですね。