プラハの歩き方(笑)

小春(仮名)女史は、18才のときからの友人です。べたべたつるむわけでもなく、でも互いのポイントになるところでは一緒にいるという、なんだかリズムがあう人です。たしか中国をやってたらしい彼女がチェコに行く、と聞いた時はちょっとは驚きましたが、そこには何かがあるんだろうな、と思いました。一体何があるんだろう、と、プラハ行きを決めたといっても過言ではありません。

彼女が選んでくれたペンションに早々にチェックインして、かわいらしい雑貨であふれた居心地の良い部屋であれこれしゃべっていると、彼女の部屋に泊まりに来たようで、そのまま眠ってしまいそうになりました。

春ちゃんは、大学卒業以来、社会人経験の半分以上の年数をチェコで過ごしています。プラハの郊外でお仕事をしているので、土日しか一緒にいられません。そこで、メトロやトラムの切符の買い方やら旅に必要な知識を教えてもらいました。というわけで、小春ちゃんの「プラハの歩き方」ワンポイント講座を披露したいと思います〜ぱちぱち。

■トラム&メトロ
チケットは共通で、地下鉄駅やキオスクで購入できます。8と12コロナのチケットがあります。地下鉄の自働販売機の方が買いやすいかも。先に切符のボタンを押して、後からお金を入れます。8コロナは制限時間15分で乗り換え不可。12コロナのは、制限時間1時間内なら乗り換え可能です。旅行者用にフリーパスもありますが、元をとるのは大変ですので、買えるときにまとめて買っておくのがおすすめ。ワタシは1人になってから3日間で9枚くらいしか使いませんでした。なお、キセルをしやすい感じがしますが(笑)メトロでは検札がありましたし、旅先でめんどうなこともあるので、乗った時にタイムカードみたいに刻印した方が良いと思います。

■ピーボ
チェコのビールは、飲み口が軽くて乾燥した空気の中ではぐびぐび飲めます。大抵の銘柄に0.3リットルと0.5リットルがあり、ラージ・スモールの別を言わないと、ラージがきます。ワタシは一日平均2リットルでしたね(笑)

■カーボ
コーヒーは、ターキッシュではない普通のコーヒーは、何故か「エスプレッソ」といいます。普通のコーヒーを飲みたい場合は、「ラージ?」と気かれたらうなづきましょう。ピッコロ(小さい)エスプレッソが、エスプレッソです。

■部屋の鍵
プラハのホテルは高いです。たぶんウィーンと同等のホテルに泊まろうとしたら3割くらい高い。ので、今回はペンションと「ホテル」と名のついた中級(?)クラスのに泊まりました。いずれも鍵は二重鍵です。ワタシは開かない開かないと冷や汗をかきました。それと、チェックインの際に3つくらい鍵を渡されます。大抵は門の鍵と中扉/部屋共通の鍵です。

■両替
市内の銀行で両替をするのが一番良かったです。1万円をチェココロナに替えた際、プラハ空港で約1850コロナ、観光地の両替所で約1670、銀行だと約2000でした。で、帰国してクレジットカードの明細を見たら、カードのレートの方が良かったです。たぶん手数料がないからだと思いますが「買えるものはマスターカードで」のコピーを実感しました。

■チップ
レストランなどのチップはひと桁目の端数をそろえる程度で良いそうです。カード払いの際は、支払い合計/チップ/合計金額の欄があるので、そこに書き込めば大丈夫。現金払いでおつりが出るときは、「120で」とかって言えば、チップも渡せておつりももらえます。

そんなこんなで、小春ちゃんと夜の旧市街へとくり出し、その晩はアフガニスタン料理を食しました。プラハでアフガン料理とは。ワタシらは89年の東欧革命や91年のロシア解体の頃に学生でしたので、感慨深かったです。ちなみにウズベキスタン料理のメニューもありました。スープとケバブ、マント−(ラビオリみなたいな感じです)そしてホワイトライスを食しました。寒かったのでスープがおいしかったです。