仕事。

ここには仕事のことをなるたけ書かないようにしているのですが。

早いもので、今の会社に勤めて10年がすぎました。今日、昨年度の立替金精算をしようと、スケジュールをめくってみて、感慨もひとしお。日めくりカレンダーと手帳は年度ごとに全部とってあって、あんなこともした、こんなこともした、と。

ワタシの勤めている会社はとても小さい会社ですが、優秀なフリーランスの人たちとチームを作って、手堅くきちんとした制作物をつくっています(当たり前のことなんですが)。その結果、個人としては、得た知己や経験、関心、知識は財産となっている…と思います。これがすなわち労働市場で価値があるかどうかは、大変にギモンなんですが。

小さい会社ゆえに、受注調整がきかなくて、個々人がオーバーワーク。とくに、昨年度は今から思えばよくも倒れずに持ちこたえたものだ…と自分達でも感心するくらいです。それでも、手を抜かないというか手を抜けない律儀さは、市場的に価値があるかどうかは大変にギモンなんですが。

これが私達の特徴というか、なんというか。かっこよくいえばブランドイメージになれば良いと、一同思っています。会社の規模の割には、まとまったプロジェクトを引き受けられ(今のところは)、その仕事を面白がれる、というのは幸せなことだな、と思います。また、その制作物が一部の受け手に喜ばれ、楽しまれていることもあり、それもまた幸せなことだな、と思います。願わくば、案件受注がスムーズにいけばいいんですが、単年度予算の仕事が主なので、どうしても期末に集中するのです。

ということえを背景に、金額はけっこうあるけど、まともにやったらグダグダになりそうなイレギュラーな案件を目の前にして、みんなで悩んでいます。これを手掛けたら、たとえ外注分を増やしても、本業への注力がそがれることは目に見えており、また、ここには書けない色々な側面から社長は躊躇しています。

企業本来の姿からすれば、キレイゴトを言ってないで、この仕事はやるべきなのです。しかし…ワタクシがおそらく担当することになり、そんでもってこれに携わったら個人的に損なわれるものがある気がして、「やりましょうよ」と強く宣言できない、のです。仕事量は、ぢごくになるにしても許容できる範囲だとは思うのですが…。まぁ仕事の範囲もアヤシクって、発注先がどう考えてもコントロールする力がなさそうで。その理由がすごすぎて、ここには書けません。

なんにしても気が進まず、ここ2日ばかり頭痛がひどくって。。へたれだなぁ…とも思います。もし、これをどーんと「引き受けましょうよ」って引き受け、社長の背をどーんと叩ける人がいれば、うちの会社も金銭的に楽になるんでしょう。その結果、もう少し人を雇うことができ、みんなでハッピーになれるのかもしれません。

うーん。