踊る

年末、テレビをつけたら「踊る大捜査線」の再放送をやっていて、ついつい見てしまいました。シリーズとしては面白くってワタシ好きなんです。それで年明けに劇場版の「レインボーブリッジを封鎖せよ」が「地上波初公開!!」ということで、見ましたよ、1年以上会っていない旧友との再会を時間で区切って。7時までに家かえると言って。別にDVDを借りてもいいんですが、「やっぱオンエアで見ておきたい」とか理屈つけて。

それで、見ている間中、「?」と思うことが多すぎて、さっきぐぐってみたのですが(いちお、仕事はじめで、やること山積なんですけど)作中出てきた「監視システム」がどうしても気になって。お台場中にとりつけた監視カメラを一箇所でモニタリングして、現場の音声まで拾えるらしいシステムです。しかし、マルチ画面のチェックだなんて、せいぜい8面が限界でしょう。なのに、たぶん100面ぐらいありました。

それに。なんでお台場に監視システムがあるの?とか、これって肯定されてもいいの?(作中、恩田刑事がプライバシーの侵害を理由に反抗していました、が、今後の捜査のテストケースといことで「上」に黙殺されてました)てゆか、あんまり機能していなかったみたいなんだけど、どうして「監視システム」なるものが登場したのかなぁ…と。

テレビのシリーズでも、「プロファイラー」が登場して、それがステロタイプなパソコンおたくで、データから犯人を特定し、尋問の際に容疑者に逆切れされてびびる…という回があったのですけど、ほとんどギャグとしか思えませんでした。しかし、この監視システムは、ギャグではすまされんだろ…と思ってみていたのですが。

その他の疑問につきましても、次に紹介する方のページで「ああ、そうだよね、おかしいよね」って溜飲を下げることができました。自分がおかしいなぁ…と思ったことはほぼ網羅されています。この「映画」をご覧になった方はぜひご一読ください。大爆笑間違いなしです。根本の疑問はまさに引用した箇所です。

破壊屋 マッドシネマ
http://www.saturn.dti.ne.jp/~giccho/mad/od2.html
そして遂に警察は最終決断を下す
犯人を捕まえるためにはあの手しかない!
そうお台場を封鎖するのだ1
この瞬間「踊る大捜査線2」は「WASABI」を超えた!
つーか何で封鎖するのよ!
犯人は昨日事件を起こしたんでしょ!
お台場で女性刑事を拉致してまだお台場にいるわけない!とツッコミたいが、犯人達はお台場から離れないという理由のない前提で描いている映画なので、本当に犯人全員がまだお台場にいます。

たしかに3時間あまり、笑いながらみてたんですけどねー。報道と娯楽がタダの世の中は怖いっていうけど、まさにその通りですね。(「NHKにいいたい」というガス抜き番組で、テレビマンユニオンの方がおっしゃってたことを思い出したんです。映画だとタダじゃないけど、フジの製作で、地上波オンエアで回収を狙ってたんだしね〜)

あの監視システムの係員が、コイズミの息子だったというのに(見てたときにはわかんなかった)正直、寒気を感じました。ってこれも何かのメタファーですか?