1991年8月。ソ連でクーデターが起こる直前。ソ連邦からの独立を宣言した後のグルジア(首都のトビリシ)に3日ほど滞在しました。なお、グルジアコーカサス山脈をはさんでチェチェンと国境を接しています。
書きたいことは山ほどあるのですが、とりあえず、写真をアップします。紙焼きからの複写ですが…まずは、トビリシの町を散歩した時に撮影したものです。窓から独立の旗を掲げています。昼下がり、とても静かな町でした。

いま『チェチェンで何が起こっているのか』林克明・大富亮著(高文研)を読んでいます。それを読んで、チェチェンという山岳の民族が、どれだけの破壊と暴力にさらされているのか、悲しみと怒りではちきれそうです。ただ近いというだけで、非常におおざっぱなくくりで恐縮ですが、コーカサスの雰囲気を多少なりともお伝えできれば良いと思い、ちょっとずつ載せてゆきます。