特別代議員ほそく

前回、ワタクシは「全国大会まで特別議員たちがどっちにつくのかがひとつのポイントになることでしょう」とテキトーに書いたのですが、CNNサイトを見たら「特別代議員がヒラリーにちょびっとのリードを与えてる」という記事が出ていましたので、ご紹介します。

Superdelegates give Clinton narrow lead

特別代議員って、事前に自分の立ち位置を示さなくてもいいし、誰を押すか変えてもいいし、そんなわけで数を見積もるのは難しいんだけどさ…とCNN的にぼやきながらも、2人の特別代議員の声を紹介しています。

Sam Spencer君いわく。
特別代議員が決定権を握るのは避けたいなぁ。あくまで各州の予備選と党員集会の「民意」に従うべきじゃない。第一、時代遅れだよこんなの。まったく民主的じゃないね」

Democratic superdelegate Sam Spencer said he's not entirely comfortable with the decisive role superdelegates could play in this election.
"I think the best people to decide who our nominee should be ... should be actual voters in primaries and caucuses," Spencer said on CNN's "American Morning." "I think superdelegates are somewhat outdated, and it's not the most democratic way of doing things."

Nancy Larson君は。たぶん「スーパースターの2人が血で血を洗う(言ってない^^)デッドヒートを繰り出す前に、良識のある判断を形成するのがのぞましいんじゃない?」と言ってるんだと思うんですがどうでしょう?

Nancy Larson, another Democratic superdelegate, said she hopes a decision gets made "before we have to step in."
"They never anticipated that we would have two superstars locked in a dead heat, so I think there is no playbook for this," she said.

テッド・ケネディーやジョン・ケリーという大物が、オバマ支持を表明したんですが、現在のところ400人ほどの特別代議員が中立か保留か、意見を表明していないそうです。本戦を睨むと、できるだけ党員の選挙で勝った方が大統領候補になるのが望ましいわけで、特別代議員もそのへん配慮をするのでは?と思うのですが、どうなるのでしょうか。最後は「民主党のために」とふるまう方が大人とされ、そのような政治的配慮(岐阜県1区のように^^)をするのでしょう。

やっぱり、ネガティブキャンペーンをがんがん繰り広げてくれる方が、部外者の野次馬としてはおもしろ…