親知らずを抜く

昨日、私は左下の親知らずを抜きました。まっすぐ生えて半分欠けている歯です。
親知らずを抜く前、少なからず不安を感じる方はいらっしゃると思います。検索で万が一ひっかかったりすることもあると思うので、この話は、その方のために書きます。

まず、昨日のエントリでも書きましたが、次の歯医者さんのお書きになっているサイトは心強いですし、本当だな…と思いました。少しでも安心するために、ぜひご覧ください。

「痛くない歯医者」さんよりhttp://www.kamikami.com/
親知らずをどこで抜くかhttp://www.kamikami.com/quest/perico.html
一般開業医の場合:歯を抜いた後「抜いてもらった」と言う患者さんは、あまりいません。たいてい、「抜かれた」といいます。歯医者がどんなに痛くない麻酔をして、痛くなく歯を抜いたとしても、「抜かれた」「麻酔がきれた後痛かった」といいます。評判を気にする一般開業医にとって、歯を抜く事程、一生懸命やって損する仕事はありません。「この親知らずは大変だから病院を紹介するよ」と言って紹介料貰うほうが経営からみてプラスなのです。親知らずが横かナナメに植えていて抜いてくれる歯医者さんは、患者さんが病院にいかずにすむ様に勉強している努力家の歯医者さんなのです。また、評判を気にするので、なるべく腫れない、なるべく痛くない。を考えて抜いてくれます。

さて、次はワタクシの体験談です。これからワタクシを「チキン」と呼んでください。

結果から言えば、一番しんどかったのが、麻酔をしていたときでした。「嘔吐反射」というそうですが、1本目の麻酔でひどくオエオエになり、泣きました。子供の頃からクスリが飲めず、無理の飲まそうとしていた父親の顔にピューと吐いてたりしたんですが。表面麻酔で口の片側が麻痺して、うまく水(唾液?)が飲み込めなかったんですね。もちろん、唾液の吸引はしてくれるのですが、この口先がまた苦手で、オエっとなってしまう…それでも、お医者さんも助手さんもとってもやさしく丁寧に接してくださって、頭が下がりました。

お医者さんにいたのは全部で1時間くらいです。その経過を記しますと、
・びびってると自己申告
・血圧と脈拍をはかってもらう
・緊張度を勘案し、鎮静剤を処方
・10分ほど休憩 その間、助手さんがとってもやさしく話しかけてくれる
・表面麻酔
・歯ぐきに麻酔 内側と外側。最初の方でオエオエになる。
・ゆっくりやりましょう、と様子をみながら麻酔
・5分ほど放置
・痛みを検査します、とゴリゴリやられる
・一箇所だけ疼痛があると自己申告
・麻酔を足す
・痛みの検査-OK
・いよいよ抜く この頃、鎮静剤がきいてくる。気持ちも非常に落ち着く。
・先生が左側から、コツコツ始める。3回くらいゴリ、ゴリっと音がする。圧力がかかるのは分かるが、痛みはない。
・唇がひしゃげられて、ものすごい圧力がかかる。唇が裂けると思って手をあげる。
・実はこの時、抜けてた。歯は痛くない。
・止血のため放置。10分くらい。

「抜けましたよ」と先生の声を聞いたとき、脱力感と安堵感で一杯でした。先生の「3分で終わる」は本当でした。

実はうちの会社の社長が先に同じ歯医者さんにかかっていて、抜いた後ものすごく顔を腫らしていました。術後かなり弱っていたのと、詳細にイラストを書いて自分がいかに大変なことをしてもらったから、ことあるごとに私に周知徹底したからです。「アタシのは3分で終わるらしいですよ」というと、「あの先生はすぐ終わるって言ってから1時間かかったからな…」とかいうんです。横に生えていて大変だったみたいですけど。

帰り道は鎮静剤で足がふらつきました。1時間半後から段々と痛むようになり、痛み止めの薬を飲みました。夜中の3時に痛くて目が覚め、また薬を飲みました。薬が効いていないときの痛みは、個人的には
抜歯後の痛み<生理痛<<<<<<<椎間板ヘルニア
くらいかな〜とか思います。

【追記】
うーん、2日経ってからですが、痛み止めの切れたときの痛さは、やっぱりちょっとひどい。今は、薬が効いて全然平気、なんですけどね^^